ユンボやショベル、建設機械を長く使っていると、
「最近シリンダーの根元が少し濡れてきたな…」
「動きがスムーズじゃなくなった気がする」
そんなことはありませんか?
その症状、シールキットの劣化サインかもしれません。
今回は、油圧機器に欠かせないシールキットの交換時期と、交換時の注意点について解説します。
シールキットとは?
シールキットは、油圧シリンダー内部でオイル漏れを防ぐためのパッキン類のセットです。
Oリングやダストシールなど複数のゴム部品が組み合わされ、
ピストンやロッドの動きをスムーズにしながら油圧を保持しています。
ただし、シールはゴムや樹脂でできているため、
使用時間・熱・摩耗・経年劣化などにより、少しずつ性能が低下していきます。


交換が必要なサイン
次のような症状が見られたら、シールキットの交換を検討しましょう。
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- シリンダーの根元やロッドにオイルのにじみ
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- 動作時に「スーッ」「ギュッ」などの異音
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- アームの動きがスムーズでない・力が出ない
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- 使用時間が2,000〜3,000時間以上または3〜5年経過
シールが硬化や摩耗を起こすと、
オイル漏れだけでなく油圧が低下し、機械の性能にも影響します。
放置するとどうなる?
オイル漏れを放っておくと、
・油圧低下による作業効率の悪化
・ロッドやピストンの摩耗・損傷
・高額な修理費用が発生することもあります。
小さなにじみのうちに点検・交換を行うことが、
結果的にコストを抑える一番のポイントです。
交換時の注意点
シールキット交換時は、次の点を意識するとトラブルを防げます。
1.分解前に外部をしっかり清掃
2.旧シールの位置・向きをマーキング
3.新しいシールは適合品を確認
4.組付け時は傷防止・グリス塗布を忘れずに
5.組み付け方向を間違えるとすぐ再漏れの原因に!
シールキットを長持ちさせるコツ
・作業後はシリンダーを軽く拭き取る
・直射日光を避け、湿気の少ない場所に保管
・定期的に油圧オイルの汚れ・量を点検する
日頃のちょっとしたメンテナンスが、シール寿命を大きく伸ばします。
まとめ
シールキットは小さな部品ですが、
油圧機器の性能を守る非常に重要なパーツです。
「オイルがにじんでいるかも?」と思ったら、早めの交換をおすすめします。
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